今回は、メンズメイクをする前の正しい髭剃りのやり方について説明していきたいと思います。
髭を正しく剃る事で、剃った後の青み・青髭を抑える事が出来ます。

『なぜ剃っても青くなるのか？青髭の原因とは？』↓↓

髭は、剃っても表面だけで、毛穴の中には、まだ残っている状態です。
毛穴の中に残っている髭の切断面と肌色が混ざり合って、青みがかって見えてしまうのが青髭の原因です。
メンズメイクに青髭は頂けないので、正しいやり方で髭を剃ってあげましょう。

先ず髭や肌のコンディションを整えましょう。

最初に必ず洗顔をしましょう。
洗顔をするのには３つの理由があります。

１.毛穴が広がり根元まで剃れる
２.髭と肌の保湿
３.滑らかな髭剃りの妨げとなる『皮脂・ホコリ・角質』を取り除く

１…毛穴が閉じていると、髭が皮膚に押さえられている状態のままなので『深剃り出来ない』『剃り残しが出来る』等の原因となります。ぬるま湯で洗顔をして毛穴を開くことで髭が皮膚に押さえられ引っ張られるのを軽減し、奥まで剃れる様になります。

２…乾いた髭は固く、カミソリの刃が入りにくいです。乾燥した肌は、カミソリ負けや赤みの原因になります。
しっかりと保湿して柔らかくしてから剃る様にしましょう。
この後のシェービングフォームも馴染み易くなります。

３…『皮脂・ホコリ・角質』が原因で毛穴が詰まり、カミソリ負けの原因となります。髭剃りは肌に刃を当てるデリケートな作業なので清潔な状態で行うのがベストです。

髭剃りは、清潔かつ毛穴が開いている肌状態で行うのが最適です。
よってタイミングとしては、入浴・シャワー中、もしくは直後がおススメです。
それ以外のタイミングで髭を剃る時は、しっかりと洗顔した後で、温めたおしぼりや蒸しタオルで温め、毛穴を広げてあげるといいでしょう。

シェービングフォームを塗りましょう。

シェービングフォームは、肌をカミソリの刃から守ってくれます。カミソリ負けや、それに伴う赤みやヒリヒリを防ぎます。シェービングフォームの多くには、髭を柔らかくする成分が含まれているので、より剃りやすくなります。
石鹸(ボディソープ等)で代用するのは良くないです。石鹸で髭剃りをすると、肌が守られずトラブルを招いてしまいます。

①シェービングフォームを肌全体に塗ります。
②そのまま30秒～1分間おいて馴染ませましょう。

髭を剃りましょう

〇ポイント
＊基本は毛の流れに沿って剃っていきましょう。カミソリ負けの防止となります。
＊シェービングフォームを剃り落していくイメージで、ゆっくりとカミソリを動かします。グッと押し当てず、軽く肌に当てる程度です。
＊同じ個所を繰り返し剃る事は絶対にやめましょう。
＊カミソリについたシェービングフォームや剃り落した髭は、こまめに洗い流しながら剃っていきましょう。

１度では剃りきれなかった髭がある場合、深剃りしていく為に、もう一度シェービングフォームを付け馴染ませます。
今度は、毛の流れに逆らう方向で剃り落していきます。
この時、カミソリを持っている手と逆の手を肌に添えて引っ張ってあげると、深剃りする事が出来ます。
更に細かい部分に関しては、最近のカミソリは裏側に専用の1枚刃がついている事が多いので、それを使いましょう。

残ったシェービングフォームを洗い流しましょう。

シェービングフォームを残したままにしておくと、これもまた肌荒れや肌トラブルの原因となるので必ず洗い流しましょう。
このときもぬるま湯で優しくを心がけましょう。

肌が弱い方は、アフターシェーブローションを塗り込みましょう。
髭剃り後の肌は、敏感で乾燥しやすいので化粧水や乳液で十分に保湿してください。

『肌トラブル・カミソリ負け・赤み・青髭を防ぎ肌を痛めないヒゲの剃り方』↓

これで髭剃り完了です。
正しい知識を持って髭を剃ることで、肌を傷つけず深剃り出来、ある程度の青み・青髭を抑えることができます。

ただ、青み・青髭は、髭剃りによって完全になくす事は難しいのです。
完全に青み・青髭を消す方法はいくつかあります。

１.髭を抜く
抜いてしまえば、毛穴に残りません。ただ、髭を1本1本抜いていくと言うのは現実的ではありませんよね。また、抜くというのは除毛処理としては１番肌に悪影響を及ぼす方法です。埋没毛の原因でもあるので正直、おススメはできません。

２.メイクで隠す
ファンデーションを塗るだけで青みをかなり軽減できます。BBクリームを使えば更に簡易的に、メイクのベースも作れて肌もキレイに見えて青髭も隠す事が出来るのでオススメです。簡単で、安価でリスクの少ない方法です。

３.肌を焼く
肌色が黒ければ、自然と青髭は目立たなくなります。ただ、青髭を隠すために日焼けするというのは本末転倒といえるでしょう。日焼けは、肌の大敵ですので避けたいところです。日焼けサロンに定期的に通うのは費用と時間がかかります。シミの原因になったり、肌トラブルの増加、皮膚がんの発症リスクの増加などいいことなしです。

４.脱毛する
レーザーで焼いて毛根から死滅させます。自己処理の手間が省けるのがいいですよね。肌トラブルとは比較的無縁ですし、剛毛すぎて大変な方は特におススメです。ただ、費用がかかること、もし生やしたくなったとしても生えてきにくいところがデメリットにあげられます。