①メイク崩れの防止法とポイントメイク～パウダーを使って固定する～

 ファンデーションが終わったら次は、パウダーをしていきます。

化粧下地とファンデーションを塗った後、メイクが崩れるのを防ぐ為にパウダーを使って固定していきます。頬は、厚く塗りたい場所なので、少し多めに塗っておいて下さい。

パウダーの役割は、先に塗った化粧下地やファンデーションを動かない様にする為なので、上から軽く押さえてあげる様に塗って下さい。
毛穴は、下向きに開いているため、下から押し上げる様に押さえ込んでいくと、毛穴をしっかりカバーし、メイクを固定できます。

目元付近や、頬、最初にカバーした小鼻は崩れてきやすい部分なので、少し多めにのせてカバーしていきます。
ニキビトラブルなどの立体的な肌トラブルは、ファンデーションで隠そうとすると、逆に厚みが出て目立ってしまいます。それよりは、コンシーラーやファンデーションは少しにして、パウダーでカバーした方が隠れやすいです。
パウダーをすることで、メイク崩れもしにくくなって肌がさらっとした自然な印象になります。

②メンズメイク基礎編～コンシーラーでシミ、クマを隠す～

パウダーの次は、コンシーラーをしていきます。

コンシーラーで、気になるシミを隠す事が出来ます。
最初に明るいコンシーラーと、少し暗めのコンシーラーの2本用意します。
1本でもシミは消えるのですが、今回は更に濃いシミや、強力なクマなども消す事が出来る使い方をやっていきます。

目の下のクマに、まず明るいコンシーラーをのせていきます。
コンシーラーの塗り方は、描くと言うよりはファンデーションと同じ様に、点でおいてから広げるように塗っていきます。
「一番気になる所にコンシーラーをおく」というイメージです。

小鼻や鼻の周辺の赤みで悩んでいる方も多いと思います。ここにもコンシーラーを塗って下さい。
コンシーラーは、シミにも使えます。シミには、ピンポイントで塗りつぶす様において下さい。
コンシーラーは伸ばすというより、おいた場所の端を指の熱で溶かして、肌に馴染せていくというようなイメージで広げていって下さい。

③メンズメイク基礎編～ハイライトとローライトの使い方～

ハイライトは、鼻の高い所を強調したり、骨格のへこんだ部分を補正してあげることが出来ます。
逆にローライトは、堀を深く見せたり、低く見せたい所に入れると、シャープな顔立ちに見える様になります。鼻の横に入れてあげるノーズシャドーもローライトの一種です。

では、ローライトとハイライトの入れ方を説明していきます。
鼻の一番高くしたい所を残してその横にローライトを入れていきます。薄っすらと線が入る様に入れていきます。その線に沿って、内側から外側に手を動かす様に入れていきます。

ノーズシャドーを広げすぎると、せっかく綺麗に整えてあげた部分が汚れてしまうので、あまり伸ばし過ぎないようにしてください。目と眉の間にも、少しだけローライトを入れると、シャープな顔立ちに見えます。これで鼻の高さが少し変わって見えます。

ノーズシャドウは、濃くし過ぎるとお面みたいな顔になってしまうので、あまり濃くしない様にして下さい。
次はハイライトを鼻筋の高くしたい所に描いていきます。
眉間から入れていきましょう。眉間から入れることで、鼻の付け根を高く見せることができます。後は、ノーズシャドウで書いてあげた線と線の間にハイライトを入れていきます。鼻筋の高いところをなぞるように入れましょう。

ハイライトは、こめかみの部分にも入れてあげて下さい。更にノーズシャドウでシェーディングもしていきます。シェーディングは、顔の細く見せたい所に茶色系のパウダーを少しのせていってあげる事で輪郭をシャープに見せる方法です。大きめのブラシでやってあげて下さい。

顔の輪郭のシャープに見せたいところに入れていきます。さりげなく入れるだけでかなり印象が変わってきます。あまり濃くしすぎると不自然なので、さりげなくがポイントです。
ノーズシャドウとして売っている物はあまりありませんので、ラメの入っていない自然なブラウン系アイシャドウなどで代用してあげるのも良いです。

これでハイライトとローライトが終わりました。最後に全体を馴染ませるためにパウダーでもう一度全体を抑えていきます。これでベースメイクが完成です。